名古屋の“ママさんジョッキー”宮下瞳騎手、通算1000勝を達成

地方の名古屋競馬に所属する女性ジョッキー・宮下瞳騎手が、18日の名古屋競馬第2Rでリアルスピード(牝3、藤ヶ崎一人厩舎)に騎乗して3馬身差で優勝。

この勝利で宮下瞳騎手は、1995年のデビュー以来、通算1000勝を達成。11439戦目での達成で、国内女性騎手としては中央・地方を含めて史上初。

宮下騎手は1995年10月に名古屋競馬でデビュー。2005年2月に同じ名古屋競馬場所属の小山信行騎手との入籍を発表し、その後も登録名は旧姓のまま騎手として活動を続け、同年7月には日本における女性騎手最多勝記録(350勝)を更新した。

2011年の妊娠を機に引退し、その後は2児の出産を経て2016年に現役復帰。2020年には女性騎手初の年間100勝を挙げ、11回目となるNARグランプリ優秀女性騎手賞を受賞。今年は農林水産省より農林水産大臣表彰を受賞するなど、ママさんジョッキーとして今なお活躍を続けている。