総勢10頭の日本馬が挑む香港国際競走!

2015年12月13日(日)香港の沙田(シャティン)競馬場でGⅠレース4走がカーニバル開催される香港国際競走があります。1994年の創設から徐々に人気を高め、近年では毎年のように日本からも挑戦馬が現れていますが、今年はとうとう10頭もの挑戦になりました。

開催されるGⅠは4つですが、日本馬の出走するのはそのうち3つで、2001年にステイゴールドも優勝した香港ヴァーズへの出走はありませんでした。

それでは、以下に出走する10頭をご紹介いたします。

香港スプリント

芝1,200mでのレースとなるスプリント。サクラゴスペル(牡7)、ストレイトガール(牝6)、ミッキーアイル(牡4)の3頭が出走。見どころはやはり今年のヴィクトリアマイル、スプリンターズステークスを制したストレイトガール!

昨年も同レースへ出走し、7番人気ながら3着となりましたが、今年は完全な本格化後ということもあり、人気も十分あつめることでしょう。

ミッキーアイルはNHKマイルCやスワンカップの優勝など、スプリントよりはマイラーなのではないかと思いますが、スプリンターズステークス4着の成績を受けての出走でしょう。

香港マイル

芝1,600mでのレースとなる香港マイル。出走するのはダノンプラチナ(牡3)、フィエロ(牡6)、モーリス(牡4)の3頭。こちらにも今年GⅠを2つ勝っているモーリスが出走します。ダービー卿チャレンジC、安田記念、マイルCSと3連勝中のマイルはお手の物か、ここを勝てば最強マイラーの称号はほしいままでしょう!そして、今回10頭中唯一の3歳勢としてダノンプラチナの活躍にも期待が集まります。

そして、海外のライバルにはディフェンディングチャンピオンで地元馬のエイブルフレンド(セ6)。これまでに勝ったG1は5つという超強力な馬ですが、近走は若干成績が堕ち気味なので、チャンスもありそうです。

香港カップ

芝2,000mで開催される、香港国際競走のなかでもメインレースとなる香港カップ。日本からの挑戦はエイシンヒカリ(牡4)、サトノアラジン(牡4)、ステファノス(牡4)、ヌーヴォレコルト(牝4)と4歳勢が4頭。モーリス、ストレイトガールに比べるとタイトル数的にも主役級となるには若干力不足感がありますが、エイシンヒカリの逃げには期待している方も多いでしょう。鞍上はいつもどおりの武豊騎手。久々のビッグタイトル奪取に期待がかかります!

海外注目馬はディフェンディングチャンピオンのデザインズオンローム、今年はいまいち勝ちきれていませんが、昨年も春~秋ごろは不調で、好調不調の波がハッキリしているが、勝ちだすと止まらない、というタイプ。その波が明後日にあててこられていたならば、怖い存在となるでしょう。

また、ステファノスは4月のクイーン・エリザベス2世カップでブレイジングスピードの2着となっていますが、その他の今回出走するミリタリーアタック、デザインズオンローム、クライテリオンには先着しておりシャティン2,000mでの実績あり、という面が心強いです。

まとめ

以上総勢10頭にもなる香港国際競走への出走。香港とは時差も少ないため、他の海外重賞よりは身近に楽しめる存在ではないでしょうか?香港ヴァーズは2,400mという距離的にもジャパンカップ、有馬記念に挟まれた開催であるため、適性のある日本馬の出走はなかなか難しい向きもありますが、ジャパンカップ来日予定もあったフリントシャー(仏)も出走いたします。

日曜日は阪神ジュベナイルフィリーズもありますがもう一息楽しみたい方、ぜひ香港の動向もチェックしてみてください。