【岩手ダービー(東北優駿)予想2023】確勝級の牝馬がスタンバイ!

11日は東北の名レース「岩手ダービー」が水沢競馬場で開催。

昨年は1番人気のグッドクレンジングが優勝、一昨年も1番人気のリュウノシンゲンが優勝しており、ここ2年は1番人気が期待にしっかり応えて快勝しており、堅実に決着している。

いずれもダイヤモンドC・1着から進めてきた馬で、2020年の勝ち馬フレッチャビアンカもダイヤモンドC・2着から進めてきた馬だった。2019年に16年ぶりに開催されて以来、過去4回の開催中3回の勝ち馬が、岩手一冠目のダイヤモンドCで2着以上に好走した馬だった。

ダイヤモンドCで2着以上だった馬は有力視すべきと言えそうで、今年のダイヤモンドC・1着のミニアチュール、2着のリッキーナイトはまず注視すべき2頭となる。

ミニアチュールは昨年12月2歳B1を快勝後、重賞4連勝を果たし、目下5連勝中と絶好調。移籍後に突然覚醒し、逃げ、または好位追走から直線抜け出す正攻法の競馬で強い競馬を見せてきた。前走のダイヤモンドCは左回りで初の盛岡コースにもしっかり対応し、強豪牡馬相手を一掃した。

現状はマイルがベストという印象が強いが、確実に力は付けてきており、今の勢いと成長力なら大きく期待したい。昨年の2歳重賞から今季ここまでの3歳重賞において地元馬の勝利は全て牝馬ということで、流れも良い。距離さえ問題なければ圧勝の可能性も。

そしてダイヤモンドCで惜しくも2着に敗れたリッキーナイト。こちらは逆に中団から脚を伸ばすタイプで、前走のダイヤモンドC、2走前のスプリングCといずれもミニアチュールに届かず連続2着に敗れている。

前走は先行馬2頭がやりあう良い展開だったが、仕掛けが遅く届かずの2着。初の2000mの舞台で巻き返せるかどうかだが、個人的にはマイルまでの馬という印象が強い。昨年11月に北海道から岩手入りし、2勝2着1回から南関東へ転籍。2戦着外に着外に終わって里帰りと、なかなか勝ちきれずに苦戦中。ここで巻き返して実績を付けたいところだろう。

臨戦過程や実績、一冠目のダイヤモンドCの内容からも、ここはミニアチュールの方を評価するのが妥当か。断然人気が予想されるが、ここは確勝級の1頭と見て、中心視したい。