【JRA】ジャックドールは天皇賞(秋)へ、弾みは十分

前走の札幌記念を快勝し、重賞2勝目を果たしたジャックドール(牡4、藤岡健一厩舎)が、10月30日に東京競馬場で行われる天皇賞(秋)へ向かうことが明らかになった。

これまで逃げる競馬で好走してきた同馬だったが、前走の札幌記念では控える競馬を展開して快勝。先行力だけで勝ち切るのが難しい東京芝2000mが舞台の天皇賞(秋)へ向けて、大きな収穫があったと言っていいだろう。

また、馬体重もデビュー以来最高となる516kgで臨んでおり、仕上がり途上を印象付ける状態で快勝できたのは大きい。叩かれた上積みが次走は大いに見込めそうで、理想的な臨戦過程が踏めた点も好感が持てる。

前走は良馬場発表だったが、週中の雨の影響もあり“消耗戦”という言葉がぴったりのレースであった。レース後の状態とケアについては引き続き注視する必要があるが、高い上昇度が見込まれる前走のレースぶりからも、期待感は高まるばかりだ。