【JRA】24年から暑熱対策強化、熱中症リスクの高い時間帯はレースを休止

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27日、都内のJRA本部で23年第1回関東定例記者会見が行われた。会見では、北海道を除く夏季競馬の暑熱対策として7~8月の熱中症リスクが高い時間帯のレース実施を避ける方針を明らかにした。

具体的には、1Rの発走時刻を午前9時半頃に繰り上げ、午前中に前半5Rまでを行い、正午前後から気温が最も上がる時間帯にレースを休止するという。3時間半ほどの休止時間を設け、午後3時頃には再開して6R以降の後半レースを実施。メイン競走の時間帯は従来通り午後3時ごろの時間帯に据え置き、最終レースの発走は午後6時半頃を想定する見通しだ。

なお、対象となる競馬場は検討中だが、北海道(函館、札幌)は対象外となる。正式な実施期間や適用競馬場は、10月に発表予定の24年度開催日割で明らかになる予定である。また、パドック周回時間のさらなる短縮や装鞍所集合時刻の繰り下げなども検討されている。