抜け出せない“深い闇”、笠松競馬は史上初の4開催連続自粛

名古屋国税局から笠松競馬関係者による所得税の申告漏れの指摘を受け、岐阜県地方競馬組合は1月の「睦月シリーズ」、2月からの「如月シリーズ」、「梅花シリーズ」の自粛を発表し、ついには3月1日からの「弥生シリーズ」もレース中止も決定し、4開催連続での開催自粛となった。

1月22日に弁護士と税理士による「笠松競馬不適切事案検討委員会」が設置され、真相究明と再発防止策をまとめる取り組みが開始。岐阜県の古田肇知事は「遅くても3月には笠松競馬を再開したい」との意向を示していたが、初旬の再開には至らなかった。

昭和の時代の1975年、笠松競馬では大規模な八百長事件が摘発されたことがあり、この際は夏場を過ぎて2カ月間、レースが中止となった。今回の笠松競馬の4開催中止は初めてのことで、1月12日に行われたレースを最後に、現状で62日間も開かれていないことになっている。

昭和の時代から令和となった今でも深い闇から抜け出せていない笠松競馬だが、昨年から続いているこの一連の騒動が、一部の騎手や調教師らの不正を全て洗い出し、笠松競馬の変革を推し進めるターニングポイントになってくれることを願うばかりだ。