【加付式“連番の法則”】シンザン記念など先週の回顧・検証

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開幕の5日に続いて、3日間の新春開催が行われた。初日土曜のメインは、リステッド競走のみで重賞はなかったが、日曜に中京で「第56回 シンザン記念(GⅢ)」、月曜には中山で「第38回 フェアリーステークス(GⅢ)」が行われた。

2重賞はともに3歳戦で、特に日曜のシンザン記念は近年の出世レースで注目を集めた。勝ったのは4番人気マテンロウオリオン(横山典弘騎手)で、初勝利を1勝クラス特別戦で挙げた素質を遺憾なく発揮しての連勝で重賞も制覇した。2着に2番人気ソリタリオ、3着には3番人気レッドベルアームが入り、単勝支持率1倍台の1番人気に推され注目を集めたラスールは7着に敗れた。月曜のフェアリーSは「出走全馬が1勝」という1勝クラスの重賞の混戦を極めたが、勝ったのは5番人気ライラック(M.デムーロ騎手)。2着に単勝4.3倍ながら1番人気に推されたスターズオンアース、3着7番人気ビジュノワールとなり、日曜は1・3着、月曜は2・3着での共に「一組連番」決着、と初日の金杯からメイン重賞全てで連番の法則が好配当を演出した。

先週一週間の主なニュース

ワグネリアン
18年のダービー馬で、昨年のジャパンCでも「4世代ダービー馬対決」としても注目を集めた同馬。そのJC後に体調を崩していたが5日「多臓器不全」で急死した。
富田暁騎手
8日の中京4Rで、現役99人目となるJRA通算100勝を達成した。
川村禎彦調教師
9日中京2Rにて、現役44人目となるJRA通算400勝を達成した。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

1月8日
-中山中京合計出現率(%)
ALL連番0228.3
一組連番6(4)4(1)1041.7
同番1128.3
合計77--
出現率(%)58.358.3--
1月9日
-中山中京合計出現率(%)
ALL連番1(1)1(1)28.3
一組連番4(1)6(2)1041.7
同番13416.7
合計610--
出現率(%)50.083.3--
1月10日
-中山中京合計出現率(%)
ALL連番12312.5
一組連番6(1)6(5)1250.0
同番2028.3
合計98--
出現率(%)75.066.7--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週は3日間2場開催の計72レースで「一組連番」が計32レース、「ALL連番」が計7レース、「同番」が計8レース、という内訳。通常の「2日間3場開催と同じ総レース数」ということからもわかるように、昨秋からの「ALL連番」「同番」2組が、年が明けても好調ぶりを発揮。配当的には、100万超は無かったが、10万超が11本とかなりの好配当数となった。場別出現率では2場3日間すべてで「50.0%以上」を示した。

他2組にやや押される形でスタートとなった「一組連番」だが、半数に届かない日でも全て1日の1/3は出現した。配当的にも、出現4回中3回で10万超となった日曜中山を筆頭に、全11本の内7本を占め存在感は充分に示せたと思う。特に「同枠・一組連番」が、土曜中山では6回中4回、月曜中京では実に6回中5回を占めるなど、お勧め法則術が絶好調出現。今年も、「同枠」には要注目だ。

初日の金杯デーこそ不発に終わった「同番」だが、長期間に渡る好調ぶりをすぐに取り戻した。日曜中京では1日3回とまず回数での復調をみせ、続く月曜にもマルチ出現をみせた中山では、1番人気との「同番」絡みから10万超配当。その他も出現すべて万馬券で、金杯デーの「一組連番」同様軸馬はすべて推奨人気内。好調を取り戻したところで次週以降も、「推奨人気(5番人気内)から軸を絞っての『同番』狙い」でいこう。

初日から好調持続を示した「ALL連番」が、先週3日間も好調。出現7回中3回で10万超の高額配当をみせ、その内1番人気絡みの「ALL連番」が2回で、残る1回も3・4番人気絡みと「BOX」等で挑めば比較的的中し易かったと言える。またお勧めの「同枠2頭絡み」も2回あり、特筆すべきは月曜中山9R。1番人気との人気薄(12番人気)同枠絡みの「ALL連番」から3連複約5.3万、3連単27万を演出してみせた。次週以降も人気薄「同枠」を絡めた「ALL連番」で挑んでみるのはお勧めだ。

「万馬券の宝庫・最終R」は、全6回中5回で法則決着をみせた。1番人気1着など低め万馬券もあったが、土曜中京ではその1番人気との人気薄(11番人気)「一組連番」かつ1番人気3着から11万配当。「2021年・年間まとめ」で記したように、「5回に1回以上の10万超」は期待できるのが「最終R」だ。今年も思い切って攻めていこう。