【JRA】キンシャサノキセキが種牡馬引退、フジキセキの後継種牡馬として活躍

2010年と2011年の高松宮記念、阪神カップ連覇などを果たしたキンシャサノキセキ(牡20)が、昨年で種牡馬を引退したことが明らかになった。

社台スタリオンステーションは今月11日、公式ホームページで「繋養種牡馬の2023年シーズン種付料」を発表したが、リストにキンシャサノキセキの名は無かった。24日に社台スタリオンステーション事務局の徳武英介氏が同馬の種牡馬引退を発表したことで、引退が明らかとなった。なお、現在は同スタリオンの功労馬厩舎で過ごしている。

種牡馬としては2015年の小倉2歳Sと2016年の阪神Cを制したシュウジ、2021年の東京盃など地方交流重賞6勝のサクセスエナジーなど、芝ダートを問わずに活躍馬を輩出。2020年の種付け頭数は100頭、2021年は46頭となっており、今年生まれる産駒がラストクロップとなる。

フジキセキの後継種牡馬ではダートではカネヒキリ、短距離ではキンシャサノキセキが一定の結果を残していたが、カネヒキリが2016年に死亡。2021年のファルコンSを制したプルパレイなどを輩出したイスラボニータとキンシャサノキセキがフジキセキの後継種牡馬として期待を集めていたが、20歳という年齢を考慮してキンシャサノキセキの種牡馬引退が決まった。

キンシャサノキセキ号、お疲れさまでした。名馬の血を絶やさぬよう努めてきた同馬の第三の余生を、応援していきたい。