コウソクストレート、蹄葉炎のため死去

記事「コウソクストレート、蹄葉炎のため死去」のサムネイル画像

今年のファルコンステークスを優勝したコウソクストレート(牡3、美浦・中舘英二厩舎)が、蹄葉炎のため亡くなったことがJRAより発表された。

コウソクストレートは昨年7月に新潟でデビューし、新馬戦を快勝。続く500万下のくるみ賞を制し2連勝を果たすと、重賞初挑戦となった京王杯2歳ステークスで4着に入着。今年は始動戦となったシンザン記念で14着と大きく崩れるが、2戦目のファルコンステークスでは見事に巻き返し重賞初制覇を果たした。ファルコンステークス後はG1のNHKマイルカップを予定していたが、レース後の疲れにより調整が遅れていることから、同競走は回避となった。結果的には、ファルコンステークスがラストランとなった。

今後も1400mやマイル路線での活躍が見込まれていたコウソクストレート号。デビュー戦から手綱を握る主戦の戸崎圭太騎手も「新馬戦のときから素質を感じていた馬です。これからが楽しみです」と重賞初勝利後のインタビューでは期待に胸を膨らませていた。若き素質馬の逝去は残念だが、天国でも元気に駆けてもらいたい。心からご冥福をお祈りします。

コウソクストレートは父ヴィクトワールピサ、母メジロアリス、母父アドマイヤコジーンという血統。通算成績は5戦3勝。