京都ハイジャンプ（2023）出走予定馬の予想オッズと過去10年のデータから傾向を分析！

京都の土曜8Rは障害G2「京都ハイJ」が開催です。ここ2年はバンケットが無く走りやすい中京コースでしたが、今年は3年ぶりにバンケットがある京都の舞台での開催となります。ということで、今回は過去10年間のデータをもとに京都ハイジャンプの傾向を探っていきたいと思います。

■中穴の激走目立つ、波乱含みの一戦

人気は「1番人気」が最多の4勝を挙げており、連対数は「1番人気」と「6番人気」が最多タイ、3着内は「1番人気」と「3番人気」が最多タイとなっています。上位人気の好走率はまずまずですが、「6～9番人気」も3着内は9回と多く、中でも「6番人気」は連対率が50%と人気薄の中では好成績です。「10番人気以下」は3着内が0回となっており大穴は全く絡んできませんが、ヒモ荒れには警戒が必要です。

堅実に決まることも多いですが、2019年は人気薄同士の決着で3連単61万円と波乱も見られます。京都独自の台のバンケットに苦戦する馬も多く、他の障害重賞と比べると紛れは起きやすい印象があります。久々に京都開催となる今年は波乱も警戒しておきたいところです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「7枠」＆「逃げ」が好成績

コースは京都競馬場の障害3930mを使用。ここ2年は京都競馬場の改修工事の影響で中京で開催していましたが、今年は久しぶりに元の京都競馬場での開催となります。「枠番」と「脚質」については京都の傾向に焦点を当て、京都で開催された2013年から2020年の過去8回分のデータをまとめました。

枠は「7枠」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。勝利数、連対数、3着内の回数は抜けて好成績を挙げており、「7枠」は問答無用で狙ってみても良いかもしれません。

脚質は「逃げ」が最多の5勝を挙げており、ハナを切った馬がそのまま逃げ切るケースが目立ちます。また、勝ち馬8頭全てが「逃げ」または「先行」で、前で競馬を進める馬が中心となります。障害レースは基本的に前にいないと話にならないレースなので当然と言えるデータですが、やはり力のある馬は必然的に前につけてくるので、脚質というよりはしっかり追走できる力のある馬から狙っていくのがセオリーと言えます。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、3着内の回数も最多の「-3～+3kg」に注目。

■年齢はフラットな傾向

年齢は「8歳以上」の馬が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内も最多ですが、今年は「8歳以上」の馬が出走がありません。その他に傾向らしい傾向は見られませんので、年齢についてはフラットな目線で予想したいと思います。

性別は、3着内に入着した30頭中26頭が「牡馬」となっており、「牝馬」は出走自体が稀です。所属は「栗東」が9勝を挙げており、関西馬が優勢です。

■前走レースは「三木ホースランドパークJS」に注目

前走レースは、「三木ホースランドパークJS」と「阪神スプリングジャンプ」が3勝ずつを挙げていますが、今年は阪神スプリングジャンプから出走してくる馬がいませんので、三木ホースランドパークJSを重要度の高い参考レースとして注目したいと思います。

前走着順は「1着」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。ただ、「6着以下」に敗れた馬も6勝しており、10頭が馬券に絡んでいます。前走で掲示板外に敗れた馬にも十分警戒しておく必要があるでしょう。

■騎手は「熊沢重文」に注目

騎手は「熊沢重文」と「白浜雄造」の2名が2勝ずつを挙げていますが、今年は白浜騎手の騎乗予定はありませんので、騎乗予定がある熊沢騎手に注目です。