武幸四郎騎手、最後はやっぱりメイショウで!兄と最後の伝説作れるか?

今月末で現役騎手を引退し調教師へと転身する武幸四郎騎手。今週26日の日曜に開催される阪神11Rの阪急杯でカオスモスとのコンビを組むことが決定し、最後の重賞レースに挑みます。

カオスモスは今年7歳となるマイネルラヴ産駒。重賞の成績は[0-2-1-9]と未勝利で、ここ約1年8ヶ月近く連対なし。最後は重賞を好走して気持ちよく引退といきたいところですが、この馬では少々心許ないというのが正直な感想です・・・。

ドラマは阪神最終レース?!お馴染みの”メイショウ”で最後の伝説作れるか?!

ドラマに期待するならこの次のレース、阪神12Rで行われる4歳上1000万下の方が良さそうです。これが正真正銘最後のレースとなりますが、騎乗するのは南井克巳厩舎のメイショウオオカゼ。武幸四郎騎手と言えばメイショウマンボとのコンビのイメージが強いですが、ラストもお世話になったメイショウの馬で締めくくります。

こちらも1年以上連対がない馬ですが、メイショウマンボと同じ松本オーナーの馬でお馴染みの勝負服での勝負となれば幸四郎騎手も色々と思うところがあるでしょう。さらに兄の武豊騎手とは10、11、12レースと連続で揃っての騎乗となります。

偉大な兄を持ちまわりからは比較されて嫌な思いをすることもあったかもしれませんが、何かにつけて比較されるのは兄弟の宿命ですし、最後のレースまで見送る兄とのレースを忘れられないものにしてもらいたいですね。最後の最後は兄弟ワンツーフィニッシュなんてことになれば涙なくして見られない歴史的な感動の名レースになるでしょう。

これまで数々の伝説や栄えある実績を残してきた兄とは違い、いろいろあって騎乗回数が激減する苦しい経験をしてきた武幸四郎騎手。しかしそんな中でも松本オーナーの計らいもありメイショウマンボに乗り続けることができ、オークスでは9番人気の低評価を覆して感動的な優勝を果たしたこともある武幸四郎騎手。ラストはそんな松本オーナーの馬で兄と伝説を作る。人智を超えた何かが起きる可能性はあるかもしれませんね。