牝馬重賞戦線を賑わせたマジックキャッスルが引退、繁殖牝馬へ

2021年の愛知杯の勝ち馬マジックキャッスル(牝5、国枝栄厩舎)が、8月21日付で競走馬登録を抹消し、現役を引退したことが明らかになった。今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖馬となる予定。JRAが公式ホームページで発表した。

マジックキャッスルは2019年7月に福島でデビュー。同年のファンタジーSで2着に好走すると、翌年初戦のクイーンCでも2着に好走。オークス・5着、秋華賞・2着と牝馬三冠戦線でも活躍した。4歳となった昨年初戦の愛知杯を制し、重賞初制覇を果たすと、その後も阪神牝馬S・2着、ヴィクトリアマイル・3着、クイーンS・2着と牝馬重賞戦線で常に上位争いを演じた。

今年は重賞を4戦して阪神牝馬S・5着が最高着順と不振にあえぎ、前走のクイーンS・13着を最後に引退が決定した。

マジックキャッスルは父ディープインパクト、母ソーマジック、母の父シンボリクリスエスという血統。通算成績は17戦2勝。マジックキャッスル号、お疲れさまでした。