【JRA】ウマ娘でも大人気のナカヤマフェスタが種牡馬引退、功労馬に

今年の7月に種牡馬引退を発表していたナカヤマフェスタ(牡17)が25日、種牡馬を引退した。同日繋養先だった新ひだか町のアロースタッドを出発し、引退功労馬として余生を送ることになる浦河町の「うらかわ優駿ビレッジAERU」に到着した。

ナカヤマフェスタは2008年11月にデビュー。デビュー2戦目の東京スポーツ杯2歳Sを制し重賞初制覇を果たすと、翌年2009年のセントライト記念、2010年の宝塚記念を制すなど中距離重賞戦線で活躍。2010年の凱旋門賞ではワークフォースと激闘を演じ2着に好走するなど、海外でも高いパフォーマンスを見せた。2011年の凱旋門賞・11着を最後に引退し、2012年からブリーダーズ・スタリオン・ステーションにおいて種牡馬生活を開始した。

種牡馬としては長らく活躍馬が出せずに年々種付数が減っていき、2017年限りで種牡馬シンジケートが解散された。しかしその後、2018年の日経賞をガンコが勝利し産駒の重賞初制覇を達成すると、2019年よりアロースタッドに移動して種牡馬活動を再開。2020年には5年目産駒のバビットがセントライト記念とラジオNIKKEI賞を勝利した。

また、競馬スマホゲーム「ウマ娘」でも同馬をモチーフとしたキャラクターが登場。ゲーム内ではギャンブルに目がない勝負師キャラとして人気を集め、多くのファンに親しまれた。

ナカヤマフェスタの現役時代の通算成績は15戦5勝2着3回。ナカヤマフェスタ号、お疲れ様でした。