【阪神スプリングジャンプ2022】オジュウチョウサン、叩き台でも問答無用で“買い”か?

今週は今年初の障害重賞「阪神スプリングJ」が阪神競馬場で開催。オジュウチョウサンがしばらく勝ち星から遠ざかったことで、長らく君臨していた王座からいよいよ退く時が来たかのように思えましたが、前走の中山大障害で見事復活Vを達成。まだまだ王者の座を譲る気はなさそうです。

年齢による衰えというよりは、疲れが取れるのが遅くなったことで回復具合の重要度がより増してきたという印象です。今回、昨年の中山グランドジャンプ・3着のタガノエスプレッソや昨年の中山大障害・3着のレオビヨンドなど、有力馬が多数出走しますが、ケンホファヴァルトやメイショウダッサイといった有力どころは不在。相手関係より懸念すべきは状態面でしょう。

大目標はあくまで中山グランドJなのでここはダメージを残さないようにしたいところですが、JRA所属の11歳馬として初重賞Vがかかっている一戦でもあり、このメンバーが相手なら大いに期待したくなるところです。中山大障害はレースぶりも飛越も文句なしの内容で、衰えを見せるどころか勝ちに行く姿勢は現役感たっぷり。

状態面の懸念や無茶の出来ない年齢ということで徐々に買い難くはなってきているのもの、11歳でもまだなお現役でトップを走り続ける同馬の走りには勇気をもらうというファンも多いはず。個人的にも、オジュウチョウサンという馬は引退するまで問答無用で買い続けたい1頭。本番前の叩き台でも、万感の想いで応援したいと思います。