【海外競馬】O.ペリエ騎手が25日付けで引退

フランス出身の世界を代表する騎手の一人であるO.ペリエ騎手が、25日の騎乗をもって現役を引退することが明らかになった。24日、英国競馬メディアのレーシングポストが報じた。

ペリエ騎手はレーシングポストに対し、「私は世界中で3,700以上の勝利を収め、グループレースで502勝、そのうち165勝がアラビアのレースを含むグループ1での勝利だった。過去の騎手達と同じく、私も引退する時期が来た。同世代であるデットーリ騎手よりも私はまだ若干若いが、彼よりも少し先に退かさせてもらうよ。素晴らしいキャリアであったし、立派なものであったと言えることを願っている。」とコメントを残した。

ペリエ騎手は1996~1998年の仏G1凱旋門賞で3連覇、2012年で1勝し、凱旋門賞は4勝という好績。日本でも早くから短期免許を取得してJRAでは379勝、重賞39勝を挙げた。2002~2003年の有馬記念をシンボリクリスエスで、2004年はゼンノロブロイで有馬記念3連覇を果たす経験を持ち、中央競馬の最高峰であるジャパンCも2001年にジャングルポケット、2004年にゼンノロブロイで制すなど、日本国内のビッグレースでも活躍した。

25日の仏南西部のラ・テスト競馬場で2鞍に騎乗する予定となっており、これがラスト騎乗となる。