大阪杯（2023）出走予定馬の予想オッズと過去10年のデータから傾向を分析！

阪神の日曜メインは春の中距離王決定戦「大阪杯」です。G1に昇格されてから今年で7回目の開催となりますが、今回は昇格前のG2の大阪杯を含めた過去10年間のデータをもとに、レースの傾向を探っていきたいと思います。

■「1・2番人気」は堅実

人気は「1番人気」と「2番人気」が3勝ずつを挙げており、連対数は「2番人気」、3着内の回数は「1番人気」が最多となっています。「1番人気」は複勝率が70%、「2番人気」は複勝率60%とまずまずの好走率をマークしており、上位人気の2頭は堅実です。下位人気を見ますと「10番人気以下」は3着内が0回となっており、穴馬は全く絡んできません。基本的には堅実決着傾向が強いレースですが、「6～9番人気」は3着内が8回と多く、このあたりの人気薄が狙い目と言えそうです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠」が不振＆「逃げ・先行」が好成績

コースは阪神競馬場の芝2000mを使用。枠は「4枠」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数は「3枠」が最多となっています。4つのコーナーをまわる内回りコースということで一見内枠が有利に思えますが、「1枠」は2着1回のみ、「2枠」は3着1回のみとなっており、内枠の不振が目立っています。この時期の阪神は馬場が荒れて時計の掛かる馬場になる事が多く、特に内側の傷みが目立ってきます。距離ロスの少ない内枠は決してアドバンテージにならないと考えた方がよいでしょう。

脚質は「先行」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「逃げ」も4頭が馬券に絡んでおり、前目で競馬をするタイプが好走傾向にあります。

■極端な馬体重の増減は割り引き

馬体重の増減に極端な傾向は見られませんが、「-10kg以下」は3着内が0回、「+10kg以上」は1着1回、3着2回となっており、極端な馬体重の増減の馬は割り引きです。

■「5歳」が好成績

年齢は「5歳」が最多の6勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多となっています。性別は7勝を挙げている「牡馬」が中心となりますが、「牝馬」も出走自体が少ないながらも3勝と健闘しており、昨年は牝馬のレイパパレが2着、一昨年もレイパパレが逃げ切って勝利、その前も牝馬のワン・ツーで決まっています。近年は牝馬の活躍が目立っており、性別はフラットに見た方が良さそうです。所属は「栗東」が10勝を挙げており、勝ち馬は関西馬から狙うのが基本と言えそうです。

■前走レースは「金鯱賞」に注目

前走レースは、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「金鯱賞」が参考レースとしての重要度が最も高そうです。

前走着順は「2着」が最多の4勝を挙げており、連対数も最多です。前走で2着だった馬は、ここでも連対してくる可能性が高そうです。また、3着内に入った30頭中27頭が前走で「5着以内」だった馬でした。前走で掲示板外に敗れた馬は割引いても良さそうです。

■騎手は「武豊」に注目

騎手は「武豊」と「M.デムーロ」の2名の騎手が2勝ずつを挙げていますが、今年はデムーロ騎手の騎乗予定がないため、武豊騎手に注目したいと思います。