【エリザベス女王杯2016予想】危険な人気馬1頭と狙いたい穴馬1頭

牝馬限定の安定感はかなり強いミッキークイーン

牝馬とのレースだけなら掲示板どころか馬券圏内も外すことがない、それくらい安定しているのがミッキークイーンの良さである。昨年の2冠馬は、今年に入って2戦しか走っていないものの、ここでも2着2回と安定した結果を出している。

とは言え、2冠馬としては今ひとつ足りない状況は生まれているものの、連を外すことはないと考えると、マリアライトより更に安定感があり、軸として狙いたい1頭である。安定感を求めるなら、この馬を外すことは出来ない。

この馬のレースは後ろから行って脚を使い一気に差し切る、典型的差し馬である。そのため先行している馬が粘ってしまい、差しきれないレースが出て来るのは仕方ないところだが、勝っているレースは全てかなり早い脚で差し切り、しっかりと抜け出せる状況を作っている。

コースはこちらも平坦のほうが強い感じがあり、33秒台の脚が使えるような展開なら有利になる。消耗戦もある程度こなすことが出来て、ペースが早くなっても落ち着いて走れば問題はない。

連を外しているのは牡馬相手だったジャパンカップだけで、それ以外のレースは全て2着以内、牝馬限定ならまず馬券を取るために必要な馬と言っても良い。問題はぶっつけ本番になっていることだけで、休み明けでしっかりと結果が出せるかが注目される。

2歳時の大物がようやく結果を出すかクイーンズリング

デビューから3連勝でフィリーズレビューを勝利。無敗の桜花賞馬誕生をかけ挑んだが4着。前哨戦は強いが本番では今一つという馬はいるがクイーンズリングもその1頭と言える。

そんなクイーンズリングにとって今回はようやく勝つチャンスが巡ってきたレースと言える。今が充実している時期であり、今後に向けても非常にいいレースが期待できる、そうした状況が生まれていることは確かである。

オークスは惨敗気味で、その後のローズSもぴりっとしない。やや人気が落ちた秋華賞は2着に入ったが、これが現時点では唯一のチャンスだった。その後はエリザベス女王杯、ヴィクトリアマイルと使ってきたがイマイチの成績。合間で京都牝馬Sには勝利しているため落ち目ということもなかった。今回も前哨戦の府中牝馬Sに勝利しているので、状況的には同じような感じだが、出走馬の状況などから以前よりもチャンスが巡ってきている感はある。