2019年のダービー馬ロジャーバローズが引退、種牡馬へ

今年のダービー馬のロジャーバローズ(牡3、角居勝彦厩舎)が、右前浅屈腱炎を発症した影響により現役を引退することが明らかになった。6日、同馬を管理する角居調教師が明かした。引退後は種牡馬入りする予定となっている。

ロジャーバローズは、6日朝にエコー検査により屈腱炎が判明。9カ月以上の休養を余儀なくされたため、角居師とオーナーサイドが協議し、そのまま引退と種牡馬入りすることが決まった。

同馬は今年の5月に行われた日本ダービーを優勝した後は滋賀県のノーザンファームしがらきへ放牧へ出され、先月19日に帰厩していた。10月にフランスで行われる凱旋門賞へ向けて調整が進められていたが、屈腱炎を発症したことや、父ディープインパクトが先日亡くなったことで血統的にも貴重となったこともあり、陣営は大事を取って引退、種牡馬入りを決めた。なお、近日中に登録を抹消する予定となっており、けい養先は未定となっている。

ロジャーバローズは父ディープインパクト、母リトルブック、母父Librettistという血統。通算成績は6戦3勝、うち重賞は1勝。ロジャーバローズ号、お疲れ様でした。