シルヴァーソニックが重度の繋靱帯炎で現役引退、今後は乗馬に

「金色の暴君」の異名を持つオルフェーヴルを父に持ち、黄金の名を冠する一族に産まれた芦毛からの連想から「音速の銀」という意味の馬名が付けられたシルヴァーソニック(牡8、池江泰寿厩舎)が、現役を引退することが明らかになった。26日、同馬を所有する社台サラブレッドクラブが公式ホームページで発表した。

4月28日に京都競馬場で開催された天皇賞春(16着)後、放牧先の滋賀県・グリーンファームで、左前肢の球節部に重度の繋靱帯炎を発症していることが判明。復帰までにはかなりの時間を要する見込みであることから、引退することが決まった。今後は社台ファームで乗馬となる予定。

シルヴァーソニックは2019年1月にデビュー。2022年暮れのステイヤーズS、サウジアラビアの2023年のレッドシーターフHを制し、国内外の芝の長距離路線で活躍した。父オルフェーヴル、母エアトゥーレという血統。通算成績は全24戦6勝。シルヴァーソニック号、お疲れさまでした。