【シンザン記念2020予想】タガノビューティー、今の京都は合う

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名馬シンザンを記念する京都の名物レース「シンザン記念」がいよいよ開催です。明け3歳一発目の重賞ということで各馬の評価が難しい一戦ですが、クラシックの登竜門とも言われている一戦なだけにどの馬もしっかり見ておきたいところです。今回は中でも注目している2頭を紹介します。

1頭目は、「タガノビューティー」です。昨年8月に新潟のダートでデビューし、その後順調に2勝を挙げた馬ですが、3走目は芝G1の朝日杯FSに参戦し、初芝にも関わらず4着に好走しました。レースでは道中控えて後方から進め、後半でじわじわと外から上がっていき、直線は内を交わしてといったように見せ場もたっぷりの4着でした。

今回はクラシックを狙うというよりは、ダートより選択肢が多い芝レースでの可能性を追求しての選択という感じがいたしますので、今後の路線を左右する意味でも注目したい1頭です。

ダート路線で突き進めそうな1頭なのでダートに集中した方がベストという意見もありそうですが、今の京都は時計のかかるタフな馬場という印象が強いので、今の京都の馬場なら芝でも十分好勝負ができると思います。

今週は平日も雨が降っており、レース当日も雨の予報が出ているので決め手のある人気馬のサンクテュエールは逆に怖くなるかなと予想します。上位人気があっさり大敗する波乱傾向の強いレースですので、バッサリ切る勇気も必要かもしれません。ダートの好走歴があるタガノビューティーも人気しそうですが、重馬場適正の高さを考えるとある程度人気しても外せない1頭であると感じます。

2頭目の注目馬は「プリンスリターン」です。今回のレースで穴馬として最大に注目している1頭です。

昨年夏の函館でデビューしたストロングリターン産駒で、初重賞の函館2歳Sでは11番人気の人気薄ながら3着に好走し、15番人気だった前走の朝日杯FSでも5着に健闘するなど、これまで低評価を覆してきた不遇な実力者です。

前走の朝日杯FSではコーナーで挟まれ接触するといった不利を受けながらも掲示板を確保しており、粘り強さを見せました。函館2歳Sを勝たれたビアンフェにも先着しており、成長力もあります。

前目の位置も取れる馬なので、頭数が少ない今回はスムーズな競馬ができる可能性が高く、マイルも2戦目の慣れが見込めます。今回も伏兵的な立場となりそうで、妙味のありそうな今回も狙い目でしょう。

ということで、今年のシンザン記念はタガノビューティーを本命視し、穴馬プリンスリターンを含めて相手は広く狙っていきたいと思います。