【香港マイル予想2019】JRA勢襲撃!香港王者を下せるか?

暮れの香港競馬のビッグイベント「香港国際競走」がいよいよ開催だ。日本馬の出走が一番多いのは「香港マイル」で、インディチャンプ、ノームコア、アドマイヤマーズ、ペルシアンナイトの4頭が参戦。出走頭数10頭中4頭を日本馬が占めている。

同レースの優勝候補の最右翼は、何と言っても昨年の覇者で連覇を果たしたビューティージェネレーションだろう。昨年春の香港チャンピオンズマイルから重賞を連勝し続けてきており、マイル路線で負け知らずのチャンピオンが今年も3連覇を狙って参戦してきた。

しかし、2走前のシャティンT(G2)で3着に敗れ、重賞の連勝記録は10でストップ。前走のJCマイル(G2)でも3着に敗れており、ついに王者の走りにも陰りが見え始めた。G2クラスで斤量も比較的軽めだった前走では、最後の脚が止まっているようにも見えた。

「ピークが過ぎたのでは?」という声も囁かれ始めているが、明らかにならぬまま本番を迎えるかたちとなった。この一戦でそれも判明するだろう。

調子が落ちてきているなら、逆に日本馬にとっては大きなチャンスとなる。今年は安田記念とマイルCSを勝った国内最強マイラーのインディチャンプ、同3着のペルシアンナイト、ヴィクトリアマイルを勝ったノームコア、NHKマイルCを勝ったアドマイヤマーズといったように、日本を代表するマイラーたちが揃っている。絶好調時のビューティージェネレーションを下してこそ本当の王者だ、と言いたいところだが、レーティングが圧倒的に上の同馬に勝てば国際的な評価も高くなる。JRA勢にとってはどんなチャンスでも逃したくはないところだろう。

香港最強マイラーが今年も威厳を示すのか。それとも日本馬が王者を下し、2015年の勝ち馬モーリス以来となる日本馬優勝を果たすのか。両者にとって負けられない一戦となりそうだ。