【オールカマー予想】額に白い星のメイショウ3頭!"白い三連星"炸裂か?

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2015年9月27日(日)は中山競馬場にて「第61回オールカマー」(G2)が開催される。本競争の1着馬には天皇賞秋の優先出走権が与えられ、秋のビッグレースを占ううえで重要な一戦である。そんなレースに3頭もの馬を登録してきたオーナーがいる。メイショウナルト(セ7)、メイショウカドマツ(牡6)、メイショウカンパク(牡8)を保有する"メイショウ"のオーナー・松本好雄オーナーである。

メイショウナルトと言えば'13年の小倉記念(G3、小倉)や'14年の七夕賞(G3、福島)を優勝し、夏に強い馬としてもっぱら評判の馬である。しかし今夏は七夕賞で4着、続く小倉記念でも12着に敗れ、夏は活躍できずに終わってしまった。メイショウカドマツは今年条件戦を1勝しているが重賞は未勝利、メイショウカンパクは'12年の京都大賞典(G2、京都)を勝って以来約3年間勝ち星をあげれていない。
調教師や、騎手、厩務員側の立場で競馬を考え、義に厚く、頭脳明晰なことで有名な松本好雄オーナーがなりふり構わず保有馬を出走させて「どれか勝てばいいや」と企てることも考えにくい。先週はセントライト記念で「ミュゼ」2頭が出走したが、見方によってはミュゼゴーストが後の馬をガードしてミュゼエイリアンを逃がしてミュゼエイリアンを2着へと導いたようにも見える。基本的には日本の競馬法で「出走各馬とも1着を目指す」という主旨のもと走っているので八百長まがいの作戦はあってはならないものなのだが、「各馬1着を目指しながら連携して出走する」という高度なテクニックが駆使されていても不思議ではない。少なくとも、互いに不利を与えずに走ることは可能だろうし、ミュゼの2頭も1頭は前目で1着を狙い、もう1頭は後から1着を狙ったという見方をすれば何も問題は無い。

松本好雄オーナーの馬は今年は重賞を1勝もしていない。期待していたメイショウナルトで結果を残すことが出来なかった夏を挽回するために、ここへ来てガツンと勝負に出ようとしているのだろうか。額から鼻にかけて白いマーキングがある流星鼻梁鼻白(りゅうせいびりょうびはく)のメイショウナルトとメイショウカドマツに、星が下方向に流れた流星(りゅうせい)のメイショウカンパクと、額に白いマーキングが付いたメイショウ3頭が揃って"黒い三連星"ならぬ"白い三連星"を炸裂させるかもしれない。