【JRA朝日杯フューチュリティステークス2023】1週前追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3を公開

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2歳マイル王決定戦「朝日杯FS」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。

ジャンタルマンタル(牡2、高野友和厩舎)

12/6(水)栗東・坂路(良)4F54.8-1F12.1(馬なり)

栗東坂路で単走。前半はゆったりと入り、坂でギアを上げられるしまい重点の内容でした。リズム重視で全体の時計は平凡ですが、坂路主体でしまい重点がこの馬の今の調教パターン。デビュー時の追い切りではラスト1F11秒台を連発しており、追えばいくらでも時計は出せるでしょう。秋にデビューしてここが3戦目ということで、走りも安定してきて楽に時計を出せるようになってきたようにも見えます。まだ伸びしろは十分あり、どこまでパフォーマンスが上がってくるかが楽しみな1頭です。

エコロヴァルツ(牡2、牧浦充徳厩舎)

12/7(木)栗東・CW(良)6F81.2-1F12.1(馬なり)

栗東CWコースで2頭併せ。5歳1勝クラスの僚馬コンテナジュニアを大きく追走し、前を目標にしながら折り合って脚を溜めていく競馬を展開。4コーナーで内から前を捉えると、直線はラスト1F12.1の脚で内を突いていき、半馬身先着しました。前走のコスモス賞では番手追走から早めに先頭に立って6馬身差の完勝を果たしましたが、道中の進出は抑えきれずに行ったという印象。1Fの距離短縮はプラスに働きそうで、追い切りでも我慢は利いていたので期待は大きい1頭です。

セットアップ(牡2、鹿戸雄一厩舎)

12/7(木)美浦・W(良)6F84.2-1F12.0(馬なり)

横山武史騎手を背に美浦のWコースで3頭併せ。古馬オープンの僚馬ヴィアメントと古馬2勝クラスのウインシュクランと併せて、直線は2頭に挟まれるかたちで伸びて併入。予定よりも入厩が遅れた点が気がかりでしたが、走りに集中できており手前替えした後も自発的に伸びて加速できています。1週前としては上々で、気配は良好。距離を伸ばしてホープフルSへ向かうのではないかとも思いましたが、前走後に横山騎手が「マイルの方が合ってそう」とコメントしており、朝日杯を選択。逃げれば面白くなってくる1頭でもあり、現状の力を出せる状態なら軽視はできないでしょう。