【JRA皐月賞2023】有力馬3頭の1週前追い切り・調教内容

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牡馬クラシック第一弾「皐月賞」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される有力馬3頭の1週前追い切りを取り上げましたので、予想の際にお役立てください。

ソールオリエンス(牝3、手塚貴久厩舎)

4/5(水)美浦・南W(良)6F80.8-1F11.1(馬なり)

横山武史騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。古馬2勝クラスの僚馬ヴァーンフリートを1馬身先行させ、直線入り口で内から並びかけると、鞍上の仕掛けに鋭く反応。ラスト1Fは11.1の好時計をマークし、3馬身突き放してゴールしました。6F80.8はこの日の1番時計タイの好時計で、自己ベストも2秒以上更新と文句なしの動きと時計です。前走京成杯は4コーナーで外に大きくふくれるなど制御が難しい部分もありましたが、今回はリングハミを着用した効果もあってかこの点も良化している印象。まだ成長途上で完成はもっと先だと思いますが、もともと能力は高く、今回も現状持てる力はしっかりと発揮出来る状態にはあると見てよいでしょう。

ファントムシーフ(牡3、西村真幸厩舎)

4/5(水)栗東・CW(良)6F80.3-5F65.1-4F50.8-3F36.22F22.7-1F11.5(馬なり)

C.ルメール騎手を背に栗東CWコースで3頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬フルヴォート、3歳1勝クラスのシルヴァーデュークの2頭を最後方から追走し、直線は外から鋭く脚を伸ばして内のフルヴォートに2馬身半、中のシルヴァーデュークに1馬身半遅れてゴール。2頭を交わし切ることはできませんでしたが、大外をまわった分もあり、この馬自身の折り合いやフットワークは良好。ラスト2Fのラップも11秒2-11秒5とやや失速ラップも連続11秒台は優秀で、ゴール板を通過したあとも伸びて中のシルヴァーデュークは交わしています。脚色が一杯になった遅れではなく、追い切りの質自体は高いものであったと判断してよいでしょう。

タスティエーラ(牡3、堀宣行厩舎)

4/5(水)美浦・南W(良)6F86.4-5F68.8-4F53.0-3F38.2-2F24.6-1F12.2(馬なり)

松山弘平騎手を背に美浦の南Wで3頭併せ。古馬未勝利の僚馬サクラソーレと、古馬オープンのダノンラスターと併せて2馬身間隔の真ん中からスタート。直線も真ん中に進路を取って並びかけると、馬なりのまま手応え良く抜けだして2頭に1馬身先着を果たしました。今週からチークピーシーズを着用しており、ソラも使わず走りに集中できている印象です。前半はゆったりで、負荷のかかる追い切り内容ではありませんでしたが、2週前にはWコースで6F81.2-1F11.2の好時計をマークして3歳未勝利の僚馬に楽々と3馬身先着を果たしており、意欲的に追われています。今年3戦目で中間もこの時計なら、順調と見てよいでしょう。