【JRA宝塚記念2023】有力馬3頭の1週前追い切り・調教内容

記事「【JRA宝塚記念2023】有力馬3頭の1週前追い切り・調教内容」のサムネイル画像

グランプリレースの「宝塚記念」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される有力馬3頭の1週前追い切りを取り上げましたので、予想の際にお役立てください。

イクイノックス(牡4、木村哲也厩舎)

6/14(水)栗東・CW(良)6F79.3-5F65.0-4F50.8-3F36.8-2F23.4-1F11.6(馬なり)

C.ルメール騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。障害オープンの僚馬ブレッシングレインを3馬身ほど追走し、前を見ながらじっくり折り合いに専念。直線を向いてからも手応えは楽で、最後に相手が苦しくなったところを、ゴール前で楽々と交わして先着する形でゴールしました。絶妙な好ラップを刻んで先行した併せ馬をきっちり3馬身保って脚を溜めながら追走し、最後はきっちり差し切る好内容の追い切りを消化。今月4日に栗東へと移動し、滞在で順調に調整されてきました。走りもエキサイトする様子などはなく、落ち着いている印象。中間の動きは順調そのものです。

ジャスティンパレス(牡4、杉山晴紀厩舎)

6/14(水)栗東・CW(良)6F79.6-1F11.4(一杯)

鮫島克駿騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。3歳2勝クラスの僚馬エルトンバローズを4馬身ほど追走し、4コーナー手前で馬体を並べると、直線は外からいっぱいに追われてラスト1F11秒4の脚で交わして半馬身先着しました。明け4歳から馬体重が一気に増え、急激に力を付けてきたという印象です。追い切りでは直線で仕掛けられた際に少々モタモタするところも見られましたが、スピードに乗ってからの迫力と伸びは優秀。瞬発力勝負ではなくロングスパートの競馬になれば、この馬の持ち味が活きてくるはずです。

ジェラルディーナ(牝5、斉藤崇史厩舎)

6/14(水)栗東・CW(良)6F82.1-5F65.9-4F51.1-3F36.2-1F11.4(馬なり)

武豊騎手を背に栗東CWコースで単走。前半ゆったりと入り、道中は折り合いに専念。5F過ぎたあたりくらいから徐々にペースを上げていき、ラストはしっかり促して11秒4の好時計でゴール。2500mの有馬記念でも後方で脚を溜めて3着に好走しており、折り合い面に不安がないのは大きな魅力です。初コンビを組む武豊騎手も函館から戻ってすぐに朝からこの馬にまたがる力の入れ具合。期待度は高い1頭です。非根幹距離は得意な条件で、馬場が渋って上がりがかかる展開になれば、この馬の独壇場となる可能性も。