【エリザベス女王杯2017予想】ヴィブロス、2200mでも突き抜けるか?!

枠順も決まりいよいよ予想も大詰め。今年のエリザベス女王杯は上位の人気が割れて本命選びが難解ですが、何とも予想のし甲斐があるレースでどういう結果になるのかが非常に楽しみです。

さて、さっそく本命馬ですが、今回選んだのはヴィブロスです。今年は春にドバイターフをJ.モレイラ騎手で優勝し、約7ヶ月ぶりの休み明けとなった前走の府中牝馬ステークスでは逃げたクロコスミアを惜しくもクビ差捕らえることが出来ず、2着に入線。ドバイ遠征明けの56kgで2着なら十分な内容と言っていいのではないでしょうか。

今回8枠16番と初の大外枠を引きましたが、台風で2週に渡って痛めつけられた今の馬場なら内の状態も絶対的に良いとは限りませんし、過去10年の8枠は「3-2-1-21」と好成績をあげており、大きな不利があるという枠ではありません。スタートが早い馬ではないので後方からの競馬になると思いますが、同タイプのスマートレイアーが主戦の武豊騎手から川田将雅騎手へと乗り替わりとなったことで積極的に仕掛けてくる可能性も低くなりましたし、時計がかかるコンディションでは手強そうなミッキークイーンも真ん中の5枠10番という位置では序盤のポジション争いに巻き込まれそうですし、休み明けの状態でスムーズに競馬ができなければ厳しくなりそうです。

となると、後ろからの馬ならやはりヴィブロスが条件的に一番良いと判断させていただきました。唯一不安なのは距離です。2200mが未経験なので距離の不安はどうしても拭いきれませんが、ドバイターフや府中牝馬ステークスといった時計がかかるレースでも突き抜けているので、こなしてくれる方に期待したいと思います。

次に、対抗馬に選んだのはミッキークイーンです。去年に引き続き今年もぶっつけでの参戦となったミッキークイーン。上記では序盤のポジション争いに巻き込まれて厳しくなりそうと記しましたが、状態が悪かった昨年でも同競走3着、宝塚記念でも牡馬相手に強い競馬で3着を確保しているように、地力がある馬なのは間違いありません。

ただ、この馬はエンジンのかかりが遅いので早めに仕掛けていく競馬が求められます。鞍上の浜中俊騎手がペースを見て積極的に動いていく判断ができるかどうかというところが重要となってきそうです。馬場も多少時計がかかるコンディションならこの馬向きの条件となりそうです。去年のようなスローからの決めて勝負となると厳しいかもしれませんが、逃げ候補のクロコスミアと和田竜二騎手が飛ばしていく可能性も十分ありますし、今年は去年以上の状態で去年以上に展開が向く可能性が高いので、着順も去年以上の順位に期待したいところです。

次に、単穴で選んだのは3歳馬のモズカッチャンです。3枠5番と内過ぎない良いところに入ってきました。スタートもしっかりと出てくれる馬ですし、内のクロコスミアを見ながら良い位置を確保し、前目で粘り込み、というのが理想的。ペースはスローの方が良いのかもしれませんが、前走の秋華賞では重馬場のハイペースで落鉄しながらも早め先頭で3着に入線し、ハイペースでも戦えることを証明しました。3歳の中ではこの馬が今回は最右翼と予想します。

最後は、連下にクロコスミアを選びました。今回展開の鍵を握る馬ですが、他にハナを主張しそうな馬もおりませんし、唯一可能性があるトーセンビクトリーも内に入っておりますので、主導権を握っていけるのではないでしょうか。鞍上の和田騎手は逃げていく競馬の印象はそこまでですが、単騎で逃げればかなり面白くなりそうな一頭だと思います。軽視されそうな今回は狙ってみたいと思います。

以上、エリザベス女王杯の予想でした。ということで、本命はヴィブロス、対抗ミッキークイーン、単穴モズカッチャン、連下クロコスミアで勝負をしたいと思います。それでは、皆さんの馬券のご健闘を祈ります!