ゴールドアクター差し切りV!次はジャパンカップか?

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11月8日(日)、東京競馬場で「第53回アルゼンチン共和国杯」(G2)が行われ、吉田隼人騎手が手綱を握る1番人気のゴールドアクターが差し切り3連勝を達成した。

レース当日の天候は雨、馬場は重馬場の発表。レースはスズカデヴィアスがハナをきり、メイショウカドマツが2番手を追走し、3番手の内にスーパームーンがつけた。1番人気のゴールドアクターはスーパームーンの半馬身後ろの外を追走し4番手につけた。
直線ではメイショウカドマツが抜けだして後続を一気に突き放しにかかった。スーパームーンを交わしたゴールドアクターも追って脚を伸ばすが差はなかなか縮まらない。そのままメイショウカドマツがゴールするかと思われたが、ゴールドアクターがグンと脚を伸ばしてゴール寸前で捕らえ、アタマ差をつけてゴールした。

勝ちタイムは2分34秒0。2着のメイショウカドマツのさらに2馬身1/2差の3着にはレーヴミストラルが入った。勝ったゴールドアクターは父スクリーンヒーロー、母ヘイロンシンという血統。父スクリーンヒーローが優勝した同レースを優勝し、父子制覇を見事に達成した。前走のオクトーバーS(1600万下)に続く3連勝で、待望の重賞初制覇を果たした。

出世レースとして知られるアルゼンチン共和国杯を制したゴールドアクターだが、父と同じ道を歩むなら次走はジャパンカップとなる。準オープンだった父スクリーンヒーローはアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇を果たすと、続くジャパンカップでウオッカ、ディープスカイ、メイショウサムソンという3世代のダービー馬を抑えて優勝し一躍トップクラスのG1馬の仲間入りを果たした。アルゼンチン共和国杯で重賞初制覇というところまでは父と同じ道を辿っているだけに、ますますゴールドアクターへの期待が高まるばかりである。