武豊騎手、9日間の騎乗停止でまさかのG1・2週連続アウト

22日の京都8Rに出走していたサイモンゼーレ(7着)は、3コーナーで外側へ斜行し他馬の走行を妨害。この件について、鞍上の武豊騎手は、4月28日(土)から5月6日(日)まで9日間の騎乗停止となった。

これにより、4月29日(日)に京都競馬場で開催される天皇賞・春(クリンチャー)と、5月6日(日)に東京競馬場で開催されるNHKマイルC(ケイアイノーテック)には騎乗できなくなった。

クリンチャーは昨年菊花賞で2着に入着しており、スタミナの豊富さからも天皇賞・春では人気の一角として注目を集める一頭。武豊騎手とは前走の京都大賞典で初タッグを組み、3着に入着している。

ケイアイノーテックはデイリー杯2歳Sで3着、朝日杯FSで4着、前走のニュージーランドTで2着とマイル重賞路線で堅実に活躍。トライアルで2着の好内容からも、本番のNHKマイルCでも上位争いが期待される一頭だ。

天皇賞・春にNHKマイルCといずれも良質馬で臨める態勢にあり、さらに天皇賞・春はキタサンブラックで連勝を決め、自身の3連覇が懸かっていただけに、今回の騎乗停止は武豊騎手にとって大きすぎる代償となった。

なお、天皇賞・春に出走するクリンチャーの騎手は未定となっており、NHKマイルCに出走するケイアイノーテックには藤岡佑介騎手が騎乗する予定となっている。