【3月17日(木)名古屋大賞典】地方勢の意地を見せるかアクロマティック!

3月17日(木)名古屋競馬場で第39回名古屋大賞典(JpnⅢ)が開催されます。フェブラリーSが終わってからの谷間の交流重賞ということもあり、さすがに超一流馬の参戦はありませんが、4年前の勝ち馬がエスポワールシチー、3年前はホッコータルマエが勝ったレース。ここを足掛かりに、今後ダート路線の上位グループに入れる可能性を秘めた馬を探す一戦とも言えそうです。

ここも交流重賞ではお決まりと言える、中央所属馬断然有利の傾向。一番最後に地方勢が連対を果たしたのが、2008年の2着馬アルドラゴン(園田競馬所属)。とはいえ、アルドラゴンはその1年前に中央所属馬としてこのレースを勝っていたので例外と言えば例外でしょう。

今年も地方勢苦戦の様相は否めませんが、唯一可能性があるとすれば、8枠12番のアクロマティック。2012年、栗東・中竹厩舎からデビュー。母がキーンランドCの勝ち馬チアフルスマイルで良血ということもあり、高い注目を集めましたが、中央では勝ち上がれず、園田競馬へと転出。2015年に再度、中竹厩舎へと戻りましたが、2戦二桁着順で園田へと戻ってきました。

母が短距離馬ということもあり、1400中心のローテでしたが、距離を延ばした新春杯で初重賞勝ち。返す刀で出走した梅見月杯では、初めての遠征競馬も難なく克服。砂の深い内を突いて伸びた内容は着差以上の強さを感じさせるものでした。

実績断然のアウォーディーは久々、モズライジンも小回り向きとはいえず、バンズーム、マドリードカフェは力自体が怪しい印象で、2~3着なら十分取れる計算が立ちます。外目すんなり運べるこの枠も大歓迎で、地方勢の意地に一票を投じたいと思います。