白熱してきたリーディングジョッキー争い!折り返し地点のトップはデムーロ
ここに来てルメール騎手が猛追し、戸崎騎手・デムーロ騎手・ルメール騎手の3人の勝ち星の差が殆どない状態になってきた。5月28日終了時点での勝ち星は、1位デムーロ騎手70勝。2位ルメール騎手67勝。3位戸崎騎手66勝と3人の騎手がほぼ横並び。固め打ちが出れば順位は目まぐるしく変わる。4位の田辺騎手は52勝なので、ほぼ3強と言っていいだろう。
とにかく今はルメール騎手が絶好調。ヴィクトリアマイル、オークスと牝馬G1を連勝すると、先週はダービーを制覇し、当日最終レースの目黒記念でも穴をあけ、1日に重賞を2勝し、3週連続でG1を勝利した。非常に爆発力のあるジョッキーである。
戸崎騎手も重賞こそ2勝と少ないが、先週は6勝の固め打ちでしっかりと勝ち星を積み重ねている。現在リーディングジョッキーのデムーロ騎手は先週は騎乗機会が少なかったので1勝だった。この間にルメール騎手と戸崎騎手が一気に逆転圏内まで勝ち星を積み重ねてきた。1週間で6勝が2人。それもリーディングジョッキー争いをする2人。しかも2場開催である。2人で12勝と言う事は1日分の勝ち星を2人が独占した事になる。
昨年のリーディング争いは3日開催となった最終週までもつれ込み、ルメールと戸崎の一騎打ちとなった。最終的には187勝をあげた戸崎が1勝差で逆転し、軍配は戸崎にあがった。自己記録を大幅に更新し、これで3年連続のリーディング獲得となった戸崎。戸崎の時代到来か?と思えるような功績だが、今年はルメールがエンジン全開で勝ち星を量産中だ。
まだダービーが終わったばかりだが、息をついてもいられない。この3人は固め打ちが出来るのが非常に大きい。2日で6勝は簡単そうでかなり難しい。それを難なくやってのける辺りが凄い。3年連続でリーディングトップとなった戸崎、JRAの騎手となってからは毎年必ずトップ5入りしているルメールとデムーロ。しばらくはこの3人から目が離せなそうだ。