タイキシャトルが2000m走ったらどうだったか、モーリスが体現?

藤沢厩舎全盛だったころに思ったことですが、「タイキシャトルが2000m走ったらどうだったんだろう」と。1200~1600m中心で使われてきた馬でしたが、能力が抜けていただけに秋の天皇賞、あるいは海外の2000mで一度見たかったな、と今でも思います。古くはヤマニンゼファーも距離不安と戦前言われつつも勝ったのが秋の天皇賞。強い馬なら2ハロンの距離延長程度どうにかなる、というのが私の持論。

というわけで、そんな2ハロン延長がどうにかなるのかを試されることになったのが安田記念2着敗退のモーリス。ドゥラメンテも宝塚記念を勝てず引退と、堀厩舎の運気もやや気になるところではありますが、札幌記念への出走を予定しています。ただしあくまで馬の状態しだいとのことで、残念回避もあるのかもしれません。

鞍上は昨年日本の競馬ファンに強烈なインパクトを与えてくれたジョアン・モレイラ騎手を早くも確保。香港のチャンピオンズマイルですでにモーリス騎乗経験もあり、かつ一発回答で勝利へ導いた名手。

肝心のモレイラ騎手ですが、8月20日から3週間の予定で短期免許を取得する見込みです。札幌記念の結果次第では秋の天皇賞への出走も現実味を帯びてきます。

さすがに現状では、ほかの馬の動向はわかりませんが、G2ならさすがに2ハロン延長も苦にはならないのではないかと見ます。今年は香港マイルではなく香港カップに出走してもらって、逃げるエイシンヒカリ、追うモーリスの2強対決を見たいものです。