【根岸S予想2023】〝速い上がり〟が使える馬に勝機!推奨馬2頭とは?

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勝ち馬にフェブラリーSの優先出走権が与えられ、過去には当レースから春のダート王者に上り詰める馬が多数誕生している注目度の高い一戦です。

ただ、マイルのフェブラリーSと比べてこちらは1400mということで、ペースは速くなりがち。終いの脚が求められる東京コースということも相まって、先行勢にとっては厳しい条件となります。

過去10年のデータと傾向でも述べたように、過去10年の勝ち馬は10頭中9頭が「差し・追い込み」の馬となっており、後方からの馬が中心となっています。今年も先行馬が多く揃っており、差し馬向きの展開となる可能性は高そうです。

ということで中心視したいのは差し馬で速い上がりが使える馬。狙いたいのは前走武蔵野Sを快勝したギルデッドミラーです。

昨年の夏、ダートに初参戦したNST賞を快勝すると、続くグリーンチャンネルC・2着をステップに武蔵野Sへ臨み、見事差し切り勝ちを達成。芝で果たせなかった重賞初勝利を飾りました。ダートの近2走が上がり3ハロン34秒台と芝並みの決め手を発揮しており、この決定力は大きな魅力です。

オルフェーブル産駒だけに、芝の頃から気性に難のある馬として不安視されやすいところがありましたが、年を重ねて落ち着きも出てきており、最近はコントロールが利くようになってきた印象を受けます。

6歳牝馬ということで引退も間近ですが、ダート転身で素質が開花し、悲願の重賞初制覇も達成とここへきての充実ぶりは目を引くものがあります。G1獲りを狙うなら賞金的にもここは落とせない一戦ということで陣営の本気度も高いはず。条件的にもマッチしそうなここは、高い信頼度を持って本命視したいと思います。

続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのはやはり差し馬で、前走チャンピオンズC・10着から巻き返しを狙うタガノビューティーです。

前走は相手が強すぎたのと、距離も長過ぎた印象。2走前の武蔵野Sでは6着に敗れていますが、流れが向かない中でもしっかりと脚を伸ばしています。コーナー4つの1800mと条件が合わなかっただけで、絶好の舞台へ替わる今回は巻き返しの期待十分でしょう。

ダートは過去24戦して上がり3位以内が22回と、最後は堅実に末脚を伸ばしてくれる馬です。また、東京の1400mは5戦して2勝、2着2回、3着1回で馬券圏内率は100%と好成績です。昨年の根岸Sにも出走しており、レースはやはり差し馬向きの展開で、メンバー最速の上がり3F35秒4の脚で伸びて3着に食い込んでいます。今年も絡んでくる可能性は高いと見て対抗馬として有力視したいと思います。

ということで今年の根岸Sは本命ギルデッドミラー、対抗タガノビューティーという予想で勝負したいと思います。