【クイーンC予想2022】2強の“ガチガチ”レースか?

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昨年はその後秋華賞馬となったアカイトリノムスメが制し、古くはヴィルシーナやメジャーエンブレム、クロノジェネシスといった名牝を輩出している出世レースが土曜東京メインレースに組まれているクイーンCです。

2着馬からもミッキークイーンやアエロリットが後にG1を制しており、勝ち馬だけでなく2着馬にも注目のレースとなっています。1勝馬が多数、賞金上位のスターズオンアースとベルクレスタが人気上位といったところでしょうか。

そこで力量上位とみて狙ってみたいのが、アルテミスS2着の実績があるベルクレスタです。

引き続き松山騎手が騎乗予定となっており、前走の阪神JFでは掲示板を外しはしたもののそれ以外は大崩れがなく、アルテミスSで敗れたサークルオブライフは阪神JFを制していることもあり、今回のメンバーなら改めて見直したい1頭です。

半姉にヴィクトリアマイル勝ち馬のアドマイヤリードがいることもあり、東京コースのマイル戦は絶好といえます。東京・新潟・中京といった直線の長いコースで速い上がりを使って好走していることからも、ここはベスト舞台と言ってよいでしょう。

デアリングタクトの長期離脱で、有力なお手馬が現在いない松山騎手にとっても、この馬でクラシック参戦を狙いたいはずで、現在の収得賞金1000万円は桜花賞出走を確定とするには心もとないラインとなっているだけに、ここは2着以内を確保して本番に臨みたいところ。

スターズオンアースも叔母に阪神JF、オークス勝ち馬のソウルスターリングがいる血統で、こちらも東京コースは相性の良い舞台。実際、新潟のデビュー戦や東京マイルの赤松賞で高いパフォーマンスを見せており、小回りの中山から広い東京へのコース替わりは大きな条件好転となります。最近メキメキと成長している横山武史騎手が引き続き騎乗することもあり、こちらも上位人気が予想されます。

京都記念は、過去10年で3着内に入った延べ30頭全てが「6番人気以内」という超堅実レース(過去10年のデータと傾向はこちら)。馬券的な妙味は少ないですが、賞金上位の2頭数によるガチガチの決着も十分有り得そうです。