【秋華賞2019予想】台風直撃?雨・重馬場で狙いたい3頭とは?

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牝馬三冠の最終戦「秋華賞」がいよいよ今週末、京都競馬場で開催されます。3歳世代の競走馬のレベルを図る上で見逃せない一戦として多くの競馬ファンが注目する一戦ですが、今週末は猛烈な勢力を維持した大型の台風が接近する予報となっており、開催自体が危ぶまれるような状況となっております。開催されたとしても台風の規模からして馬場へ大きな影響を及ぼす可能性は高いでしょう。ということで、今回は重馬場での開催を見越して道悪適性の高い馬をピックアップしたいと思います。

エスポワール(牝3、角居勝彦厩舎)

前走のシンガポールターフクラブ賞(2勝クラス)では重馬場の中京2000mを3番手から進め、直線の勝負どころで抜け出すと、そのままリードを広げて4馬身差を付けて快勝。鞭も1回のみの余力残しで、まさにワンサイドゲームでした。この日の中京は雨の影響で午前中は不良馬場で、午後は重馬場に変更されたものの、再び雨が降りかなり時計のかかる馬場となっておりました。2走前の1賞クラスも雨の影響で稍重開催でしたが、後方から進めて4コーナーで外から抜け出し快勝。道悪に適性があるのは間違いないでしょう。

サトノダムゼル(牝3、堀宣行厩舎)

前走の白井特別(2勝クラス)は重馬場の中山を番手から進めて快勝。重馬場開催のデビュー戦では出遅れて控える競馬となりましたが、最後は外から伸びての差し切り勝ち。重馬場は2戦2勝の実績があります。また、父はディープインパクトですが、母がドイツ牝系のダリシア、母父がドイツ血統のAcatenangoと牝系はスタミナ血統。さらに、粘り強さを強化するLyphardの4x4のクロスと、タフな馬場に強い血統的な裏付けが揃っております。実績的には伏兵評価止まりという存在ですが、馬場次第では穴人気になりそうです。

クロノジェネシス(牝3、斉藤崇史厩舎)

スタミナが問われた前走のオークスでは直線のラストこそ甘くなりましたが、流れた中でしぶとく粘っての3着は好内容。2400mは長すぎた印象もあり、2000mなら好勝負も可能でしょう。父バゴ、母父クロフネという珍しい配合の血統のため、参考材料が少ないのが難点ですが、欧州型血統のバゴならタフな馬場はある程度こなせそうですし、実際新馬戦は稍重で勝利しております。ただ、昨年のアイビーSでは上がり3F32.5秒という強烈な末脚を披露して快勝しているように、本来の武器は瞬発力なので重馬場あたりまではこなせるかもしれませんが、不良馬場までいくと厳しそうです。