【札幌日経オープン2021予想】スランプ気味の長距離砲、条件揃った今回は狙い目か？

長距離適性のある個性派が揃うレースで、舞台設定も珍しいのが土曜函館メインレースに組まれている札幌日経オープンです。

北海道ならではの距離設定といえますが、芝2600mという非根幹距離に日ごろ出走していない馬たちが集うため、臨戦過程がさまざまで、予想は難解ですが面白いレースとなっています。

夏の芝重賞は長くても芝2000mまでということもあり、長距離適性が高い馬たちにとってはつらい季節となっていますが、今年はフルゲート16頭に対し出走馬15頭と面白いメンバーが集いました。

昨年の勝ち馬ボンデザール、3着のナイママの参戦はありませんが、昨年2着のボスジラは今年は横山武史騎手で挑む予定となっています。

G1キャリアがある馬としては、日本ダービー、菊花賞、大阪杯、宝塚記念の参戦経験のあるレッドジェニアルが坂井騎手で参戦を予定しており、距離適性は読めないものの相手関係は軽くなるだけに、久々に結果が出せるか注目となっています。

今回注目したいのはオープンクラスなら勝ち負けが狙えそうなハーツクライ産駒のゴーストです。栗東・橋口厩舎所属の5歳馬で、鮫島駿騎手が今回も騎乗予定となっています。

暑い時期は走る馬で、昨年もこの時期に洋芝に参戦しており札幌や函館で芝2600mを経験しているのも強みです。

オープン入り後は、今回も対戦予定のナムラドノヴァン相手に万葉S 5着、阪神大賞典は競走中止、春の天皇賞は12着大敗と、結果が残せず休養に入り、今回は3ヶ月ぶりの復帰初戦となります。

昨年のこの時期より勢いはないものの、休み明けも苦にしない実績もあるだけにリフレッシュ効果も加味して狙い目の1頭といえそうです。