東京五輪・総合馬術でJRA所属の戸本一真選手が総合4位に入賞

記事「東京五輪・総合馬術でJRA所属の戸本一真選手が総合4位に入賞」のサムネイル画像

2日、馬事公苑で行われた東京五輪・総合馬術個人でJRA所属の戸本一真選手が総合4位に入賞した。1932年ロサンゼルス五輪の障害飛越で、西竹一さんが金メダルを獲得して以来、89年ぶりの快挙にあと1歩届かなかった。

戸本騎手は2日目のクロスカントリーで5位につけ、最終日の障害飛越では1本目に障害物を1つ落下させ、減点したことで順位を7位に下げた。2本目は愛馬・ヴィンシーとともに障害物を1本も落とさず、ほぼ完璧な飛越でゴールし、総減点31.90点の4位に輝いた。銅メダルまで2.3ポイント届かなかったが、総合馬術個人で日本人の歴代最高成績となった。

戸本一真騎手はJRAの職員として競馬学校勤務、2019年ジャパンCの誘導馬の鞍上などを務めていた。元は障害専門だったが、五輪に向けて総合に転向。本場である英国に活動拠点を移し、2016年から本格的に大会に参戦してきた。五輪は初出場。