JRA関屋記念(2021)はタフな馬場をこなせる馬を狙え!

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新潟は開催4週目とそろそろ芝も使い込まれてきており、天気も木曜から週末まで雨が続く予報が出ており、今週から馬場の傾向が変わってきそうな気配です。

これまでのイン有利で差し届かなかった馬場から、外差し有利に馬場傾向が変わってくる可能性は高そうです。そこで今回はタフな馬場をこなせる体力とパワーと持った馬を中心に狙っていきたいと思います。

今回本命として最有力視しているのは、今年の東京新聞杯を制したカラテです。

530kg前後の大型馬で、父はパワータイプのトゥザグローリーと血統面からの後押しは十分。昨年、マイル転身後初戦となった不良馬場の八丈島特別を快勝しており、その後も12月と1月の荒れた中山を連勝と、タフな馬場で好成績を残しています。

前走の安田記念は13着に大敗していますが、爪の不安から回復しきっていない状態でしたし、休み明けで猛者揃いのG1では仕方のない結果だったと言えるでしょう。メンバーが一気に楽になり、週末は恵みの雨、鞍上は今年好調の菅原騎手と条件は整っています。新潟コースでは結果が出ていませんが、今の充実ぶりなら好条件が揃ったここは勝ち負けになると予想します。ということで本命はカラテです。

続いて相手ですが、悪天候からの紐荒れを予想し、1頭穴馬を馬券に組み込んでおきたいと思います。その穴馬はキズナ産駒の4歳牝馬、クリスティです。

父キズナで母父クロフネと道悪はこなせそうな血統で、実際稍重は2戦2勝、重馬場は2戦していずれも2着と時計が掛かる馬場をこなしてきています。2走前の六甲Sでは、雨が降り続き、時計の掛かる馬場を逃げて快勝。4走前のトルマリンSも稍重を逃げて快勝と、時計の掛かる馬場での平均ペース逃げという流れがこの馬の好走パターンです。

前走のヴィクトリアマイルは逃げて緩めのペースに落とし込みましたが、高速化した春の東京マイルでは力を発揮できずに10着に沈みました。タフな馬場への高い適性と前々でしぶとく粘れる脚質は魅力で、ローカルG3のここなら十分好勝負は可能でしょう。2・3着までなら十分絡んでくる可能性は高いと見て、穴馬としておさえておきたいと思います。

ということで今年の関屋記念は、本命カラテ、穴馬にはクリスティを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。