【ホープフルS予想2016】クラシックに繋がらないレースに希望を見出すハービンジャー産駒ベストリゾート

2014年の大幅な番組改編により朝日杯FSを阪神に移し、ホープフルSをG2へと昇格し、更にはG1昇格も準備されているなど、試行錯誤でやっているイメージがある2歳戦ですが、個人的には2歳ダートG1を中央でもみたいと思っております。ダートは3歳G1もありませんし、全て地方交流に任せるというスタンスなのでしょうが、全日本2歳優駿勝ち馬のリエノテソーロなどの有力馬も、中央重賞勝ち馬に比べてスポットライトが当たるのはやはり遅くなると思います。

なぜこんな話から入ったかというと、今週の2歳重賞ホープフルSが期待ほどクラシックに直結していないというデータ(※)があるからなんですね。過去10年の3着以内に入った馬でクラシックを制覇した馬はなんと0頭。古馬になってからG1制覇を成し遂げた馬は輩出していますが、クラシックに直結していない現状がある2歳戦のレースをG1にする前にやることがもっとあるのでは、と思うわけです。

賛否両論様々な意見があろうかと思いますが、馬券を購入する側からすれば、乱暴な言い方をすれば「当たればなんだって良い」かもしれません。というわけで、ホープフルS出走馬から中山・G1ではない芝2000mなら狙いやすい血統の馬、ベストリゾートをご紹介します。

父ハービンジャー×母の父サンデーサイレンスの血統はベルーフが中山芝2000mである京成杯制覇と結果を残しています。洋芝など、時計がかかる馬場を好むハービンジャー産駒だけに、使い込んできた中山の芝は最高の舞台ともいえます。

また、マイルを使わず芝1800m以上にこだわって使ってきたローテも好感が持てます。鞍上の北村宏司騎手は、怪我さえなければ有馬記念のキタサンブラックの手綱を握っていた可能性がある男。今回は有馬記念ウィークですし、期するものもあるでしょう。

地方から参戦のコスモスもいますし、勢いがとまらない藤沢厩舎のレイデオロなども参戦を予定していますが、10月の未勝利勝ちから、500万下を使わずここに備えて仕上げてきている木村調教師の手腕に期待したいところです。

※ ラジオNIKKEI杯2歳Sではなく、OPで開催されていたホープフルSを参照しています。