札幌記念勝利から4年、再びサクラは咲くか?

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先日行われた注目牝馬対決となった札幌記念は、白毛のアイドルホースのソダシが、海外G1勝ち馬のラヴズオンリーユーを制して勝利しました。

令和は牝馬が強いという傾向は今年も続いており、宝塚記念勝ち馬のクロノジェネシスを含め、層が厚い印象があります。

今年こそ2番人気、1番人気で堅い決着となった札幌記念ですが、波乱となった2017年の札幌記念を制したのは6番人気のサクラアンプルールでした。

勝ち馬が6番人気、そして2着にも12番人気のナリタハリケーンが入ったことで大波乱となったレースでしたが、G2レース勝ちのみでは種牡馬入りがなかなか難しい中央競馬で、サクラアンプルールは2020年から種牡馬生活をスタートしました。

新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りし、初年度は同じサクラの冠の牝馬2頭に種付けを行いましたが、残念ながら不受胎となっおり、現在はサクラの種牡馬や功労馬がいる新和牧場で暮らしています。

せっかく種牡馬になったもののいまだに産駒の誕生がないという苦しい状況に追い込まれているサクラアンプルールですが、来春にはまた種付けを行うべく英気を養っているところです。

札幌記念勝利以外には、中山記念でロゴタイプ、ヴィブロス、ヌーヴォレコルトといったG1馬に先着し、後に海外G1クイーンエリザベス2世カップを制したネオリアリズムの2着という戦績があります。

キングカメハメハ産駒で、兄にサクラメガワンダーがいる、芝の中距離適性が高そうな血統背景の持ち主ですが、戦績が地味なこともあり、今後も繁殖牝馬を集めることには苦戦しそうですが、まずは無事受胎を目指して来年もがんばってほしいですね。