【セントライト記念2021予想】菊花賞への切符をかけた一戦！タイトルホルダーやオーソクレースなど出走予定馬を考察

3歳牡馬クラシックの最終戦である菊花賞へのトライアル「セントライト記念」が開催されます。春のクラシックを戦ってきた実績馬と、夏に力をつけてきた上がり馬の出走もあり、秋の大舞台に向けて見逃せない一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので、各馬を考察していきたいと思います。

タイトルホルダー（牡3、栗田徹厩舎）

今年初戦の弥生賞を制し、重賞初制覇を果たしたタイトルホルダー。前走の日本ダービーでは6着に敗れましたが、その前の皐月賞では2着に好走し、クラシックでも活躍。秋の菊花賞へ向けてここから始動します。得意の中山コースへ戻り、1F距離短縮、弥生賞を制した横山武史騎手を再び鞍上に迎えと好条件が揃っています。ダービーでは先行策から再度下げてとチグハグな競馬で敗れてしまいましたが、自ら先手を取っていった弥生賞のように自分の競馬を展開できれば、好勝負は可能でしょう。

オーソクレース（牡3、久保田貴厩舎）

昨年のホープフルS・2着のオーソクレース。その後は右トモ脛骨の骨折などがあり春のシーズンは休養を余儀なくされましたが、ようやく復帰。骨折休み明けで、賞金的に問題のないここは目覚ましがわりの一戦という印象もありますが、春のクラシック候補の1頭としても注目されていた素質馬だけに、秋のG1へ向けて無様な競馬は見せたくないはず。父エピファネイア母マリアライトという超良血に恥じない競馬を期待したいところです。

ソーヴァリアント（牡3、大竹正博厩舎）

藻岩山特別を勝った夏の上がり馬ソーヴァリアント。札幌での1勝クラス、2勝クラスをともに圧勝し、今回格上挑戦となります。夏に2レースを使い、トライアルから長距離G1の菊花賞とローテーションはタフですが、まずはここで好走して賞金と権利をつかみたいところ。前走は条件戦とはいえ年上相手に楽に完封を決めており、春の実績馬相手にどこまでやれるか楽しみは十分な1頭です。オルフェーヴル産駒からようやく本格的な大物牡馬誕生か。