笠松競馬、3日間で9億8900万円の売上。信頼回復へ、再スタート
名古屋国税局から笠松競馬関係者による所得税の申告漏れの指摘を受け、今年の1月から開催を自粛していた笠松競馬が9月8日、8か月ぶりにレースを再開した。
9月8~10日の3日間の開催で、初日の売り上げは2億7400万円、2日目は3億700万円、3日目は4億700万円と右肩上がりの売上となり、3日間では計9億8900万となった。
笠松競馬は昨年夏には1カ月半に及ぶ大規模な馬場改修を行い、今回の事件では出走予定だった競走馬への多額の補償費も必要となり、右肩上がりだった健全な経営状況が脅かされていたが、インターネット投票と西日本を中心とした馬券の場外販売で、赤自分回収へ向けて好スタートをきる形となった。
騎手は少数精鋭の9名という中、2日目6Rでは昨秋デビューした長江慶悟騎手が落馬負傷し、3日目も欠場した。騎手はわずか9名という中、公正競馬実施の継続に注力しながらと引き続き予断を許さない状況は続きそうだが、再開週から好調の売上を見る限り、応援してくれているファンはまだまだ多い。今後も、信頼回復のために間違いのない運営を期待したい。