2年目の藤田菜七子騎手
昨年はデビュー前からマスコミが大きく取り上げ、非常に大きな注目を浴びた藤田菜七子騎手。初年度の勝ち星は6勝と、満足の行く数字とはいかなかったが特別賞を受賞した。巷ではアイドル騎手などと言われているが、本人は全くそんな事は考えておらず、日々精進に励んでいる。どうしてもあのルックスだとマスコミや一般ファンは注目をしてしまうのは仕方がない。デビュー1年目にしてカレンダーも発売しホリプロと専属契約。これだけをみたらアイドル騎手だが、間にプロダクションを挟まないと、マスコミ対策が煩雑になりすぎる。むしろ芸能会と一定の距離を置くための所属とも言え、注目を集めてしまった以上やむ得ない事なのだ。本人が希望してそうなった訳ではない。
2年目の今年は何とか倍増の12勝はしたい所。出来れば、12勝と言わずに20勝・30勝と勝ち星を積み重ね、歴代の女性騎手が到達できなかった領域まで進んで行って欲しい。現状の騎乗依頼を受ける馬の質は決して高いとは言えず、二桁人気の馬が殆どだ。これは勝ち星を積み重ねないとなかなか良い馬は多く集まらない。今受けている騎乗馬で期待以上の結果を残さないといけない。特に人気馬に騎乗した時には、しっかり勝たないといけない。2年目のシーズンとなる今年は飛躍の年になるように頑張ってもらいたい。