JRAクリソベリルが重度の喉なりで引退、種牡馬入り
2019年のチャンピオンズCを制し、JRA・地方でG1・4勝を上げたクリソベリル(牡5、音無秀孝厩舎)が、“喉鳴り”とも言われる喘鳴(ぜんめい)症のため現役を引退することが明らかになった。今後は北海道の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定。13日、所属するキャロットクラブがホームページで発表した。
クリソベリルは2018年に阪神ダート1800mでデビュー。順調に勝ち星を挙げていき、デビュー6連勝で2019年のチャンピオンズCを制し、同年の最優秀ダートホースに輝いた。2020年には帝王賞、JBCクラシックも制した。同年のチャンピオンズC・4着後、右後肢の靱帯を損傷し長期休養を余儀なくされた。
今年の9月29日に行われた日本テレビ盃で約10ヶ月ぶりに復帰したが、6着に敗れていた。その後はノーザンファームしがらきへ放牧に出ていたが、息づかいが良くなってこないため検査を実施。ステージ4の喘鳴症と診断されたため、管理する音無師と協議の結果、現役続行を断念することとなった。
クリソベリルは父はゴールドアリュール。母はクリソプレーズ、母父エルコンドルパサー。全兄クリソライト、半姉マリアライトもG1馬という超良血馬。通算成績は11戦8勝、うち重賞6勝。クリソベリル号、お疲れさまでした。