【きさらぎ賞結果2017】アメリカズカップ重賞初制覇、松若風馬重賞4勝目をマーク
2月5日(日)、京都競馬場で開催された第57回きさらぎ賞(G3)を制したのは単勝6番人気のアメリカズカップ(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)。
レースは福永祐一騎手が騎乗する8番のスズカメジャーがスタートとほぼ同時に外へ飛び出し、騎手はバランスを崩し落馬。その後は逃げ候補だった3番のタガノアシュラが予想通りに逃げると、5番プラチナヴォイス、2番マテラレックス、7番アメリカズカップが追走し先団を形成。1.4倍に推された1番人気のサトノアーサーは後方から2番手の位置で馬をなだめながら競馬を進めた。
直線ではプラチナヴォイスがタガノアシュラを交わして先頭に躍り出ると、アメリカズカップ、サトノアーサー、ダンビュライトも追い出していく。
松若風馬騎手が騎乗するアメリカズカップが先頭を交わすとそのまま後続との差を広げて1馬身3/4差で勝利した。2着馬は惜しくも届かなかったサトノアーサー。さらにアタマ差の3着にダンビュライトが入着した。
優勝したアメリカズカップはこの勝利で重賞初勝利。今年でデビュー4年目の松若風馬騎手は今年は重賞初勝利で、通算重賞勝利数を4まで伸ばした。同馬には新馬戦から騎乗しており、重賞初挑戦だった前走の朝日杯フューチュリティステークスで9着に敗れたが、このきさらぎ賞で見事に重賞タイトルを勝ち取った。