キズナ電撃引退。武豊今後の騎乗馬は

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キズナ電撃引退のニュースが入ってきました。大阪杯ではラキシスに差し返される2着に敗れ、それでもファンの支持は厚く本番の春の天皇賞では昨年同様1番人気。それにも応えられず、秋の凱旋門賞挑戦を断念して、秋の天皇賞に向けて態勢を整えていた矢先に屈腱炎。オーナーサイドと協議の上、引退を決めたとのこと。

どこで種牡馬入りするかは未定とのことですがこれだけの血統です。結果的にダービーしかG1は勝てませんでしたが、ノースヒルズの繁殖にはかなりつけてもらえるはず。

ディープインパクト直仔ではディープブリランテがすでに種牡馬入りしていますが、こちらもG1はダービーのみの勝ち鞍。父を超える、あるいは父に近いといえる傑作がまだ出ていないのが現状です。

とはいえ、これで武豊騎手は秋の天皇賞はキズナではなく、おそらく前哨戦となる毎日王冠に登録をしていますエイシンヒカリでの参戦になりそうです。同じ舞台のエプソムCではサトノアラジンとの接戦を制し見事1着。昨年のアイルランドトロフィーではお行儀の悪い競馬を見せていましたが、エプソムCではたんたんと逃げてたんたんと勝ったようなレースでした。

今年の秋の天皇賞はかなりの混戦模様。エプソムCを勝っているとはいえ本賞金での除外がありえるくらいメンバーがそろうため、是が非でも毎日王冠での2着以内がほしい。叩き台の馬が数多くいる中、本気モードなのはおそらくエイシンヒカリです。

今年は2冠馬ドゥラメンテや桜花賞1番人気のルージュバックなど、クラシックを賑わせた馬も休養を余儀なくされています。無事是名馬といいますが、当たり前にローテを組めて、当たり前に走るというのがいかに難しいかを改めて感じさせる年になりました。

やはり強い馬が万全の状態で出てほしいのがG1です。これからスプリンターズS以降、G1の連戦が続きます。まずは各馬無事に出走までこぎつけてほしいですね。