外国人ジョッキーと相性が良いネオリアリズム
先週、中山記念で通算7勝目を挙げたネオリアリズムだが、その内の5勝がムーア・ルメール・デムーロといった外国人ジョッキー、その他の2勝は戸崎騎手。戦績で言えば日本人騎手で8戦、外国人騎手で9戦なので、外国人騎手のほうが圧倒的に上手く乗りこなせているというデータになる。中山記念ではデムーロ騎手がテン乗りを務めたが、しっかりと陣営の起用に応えた。
この辺りのチャンスを1回でものにする辺りは流石一流ジョッキー。これで、次走の大阪杯でもデムーロ騎手が手綱を握る可能性が高くなった。先約がある場合は仕方がないが、ないならば騎乗依頼を断る理由が見当たらない。今回の勝利でネオリアリズムは大阪杯に向けて急先鋒を切った形となる。
ネオリアリズムは今年こそ飛躍の1年にしたい。昨年はマイルCSで3着と、GⅠ戦線でも十分勝ち負けの出来る能力がある事をしっかりと証明した。今度も外国人ジョッキーなら十分期待できるのは間違いない。今年の中距離路線の中心を進んで行く馬になって欲しい存在だ。
元々能力はあった馬。安定飛行が出来ればGⅠタイトルの1つや2つは手の届く位置にいる。今後の活躍が非常に楽しみになってきた。中山記念だけで今後を判断するわけではない。勿論、中山記念のレースぶりも評価しての事だが、2015年以降のモーリスに先着したのは世界でもロゴタイプとネオリアリズムの2頭だけ。ネオリアリズムは昨年の今頃と違って大幅にパワーアップしているのは間違いない。