中央開催のJBCはJRAのカーニバルデーの試金石となるか?

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これまで地方競馬の祭典として毎年各競馬持ち回りで行われていたJBCが2018年はJRA京都競馬場で行われる。2001年に記念すべき第一回を迎え、来年で18回目になるJBCもJRAの競馬場で開催されるのは初になる。京都競馬場はダート1200m・1800m・2000mとJBC3競走を開催するのに十分なコースがあり来年は地方馬を迎える形で行われる。

地方交流競走はただでさえJRA勢が圧倒的に強い中、JRAのホームで行われることでアドバンテージを大きく握る事になったJRA勢。さらに有利になったのは殊更説明するまでもなく、3レースともにJRA勢が上位を独占しそうだ。

JBCはこれまで地方競馬の祭典として成功を収めてきただけに、中央開催の来年はコケる訳にはいかない。地方交流とはいえ、GⅠレースが一度に3レースも行われるのは中央競馬ファンにしてみても夢のような話だ。競馬人口の話で言うと地方競馬ファンと中央競馬のファンでは圧倒的に中央競馬のほうが多い。

JBCデーは、そこの垣根なしにどちらも楽しむことが出来る。例年中央競馬ファンもJBCだけは楽しむという方は多いだろうが、来年はいっそう注目の集まる日になるのは間違いなく、かなり熱い戦いが演じられそうだ。11月の上旬の京都開催なら、丁度、天皇賞・秋とエリザベス女王杯の間になる。この新しい試みが成功すればJRA開催のGⅠデー実現の一歩となりえるだろうか?