2018年のダービー馬ワグネリアンが病死

2018年のダービー馬、ワグネリアン(牡7)が、体調を崩して栗東トレセン診療所で病死したことが明らかになった。5日、同馬を管理する友道康夫調教師が発表した。

同馬は昨年11月に東京競馬場で行われたジャパンカップで18着後、体調を崩したため診療所で治療を受けていたが、年末から容体が悪化。胆管に胆石が詰まっていたことから、死因は胆石による多臓器不全とされる。

ワグネリアンは2017年7月にデビュー。その後は翌年の皐月賞で7着に敗れるも、続く日本ダービーでは先行押し切りの競馬で快勝し、G1初制覇を達成。鞍上の福永祐一騎手へ悲願のダービー初制覇をプレゼントした馬として一躍注目を集めた。同年の神戸新聞杯勝利後は勝ち星から遠ざかっていたが、2019年の大阪杯と同年のジャパンCで3着に好走するなど、G1戦線を賑わせた。

ワグネリアンは父ディープインパクト、母ミスアンコール、母父キングカメハメハという血統。通算成績は17戦5勝、うち重賞は3勝。ワグネリアン号のご冥福をお祈りします。