【コーラルS予想2017】ダートから芝重賞、そしてまたダートへ戻ってきたナガラオリオン

この時期のダートオープン特別のレースは、大体出馬ラッシュでコーラルSのように除外対象になる馬が多い。ゲートに入るだけでも大変だ。その為、調整が非常に難しい。万全の状態に仕上げても除外されたら意味がない。

除外狙いで出馬投票したら出走出来てしまうケースもあったりするが、これは陣営に取っては大誤算。先ずこの抽選確率なら除外だろうと思って決め込んでいたところ、その僅かな抽選確率で出走出来てしまったなんてことに・・・。当然仕上げも万全ではなく、レースに行っても勝負にならないケースが多い。ちなみに「除外狙いの登録」とは、除外されたあとは優先して次に登録したレースに出走できるので、除外されることをを狙って登録することがよくあるのだ。

さて、前置きが長くなったが、今回のコーラルSもそんな除外狙いの馬が多く登録の時点で24頭もいる。最終的にどの馬が残るかはまだわからないが、前走阪急杯3着のナガラオリオンは注目しておきたい一頭だ。

デビューから38戦、全てダートを使ってきたが前走の阪急杯で初の芝に挑戦して3着に健闘した。そのまま芝へ行くのかと思われたが、結局近年好走していないダートの1400mにまた戻してきた。先週中京で開催された高松宮記念にも登録していたが、これは除外となったので今回のコーラルSは間違いなく出走してくるだろう。

昨年のコーラルSにも出走しているが、6着に敗れている。2014年のコーラルSにも出走し、ここでは2着に健闘。さらにその前の年の2013年にも出走し4着に入着。今回の出走は実に4度目の出走となるが、慣れた舞台で慣れた距離なら条件的には向いてそうに思える。前走阪急杯で好走してみせているように、今は好調の様子。重賞初制覇へ向けて着実に成長してきており、重賞タイトル獲得が視野に入ってきた印象だ。