【共同通信杯2022予想】アケルナルスター、“鬼脚”生きる舞台
東京競馬の日曜メインは3歳G3「共同通信杯」です。昨年の覇者はエフフォーリア、3着馬はシャフリアールとクラシック戦線を賑わす馬を多数輩出しており、春の大舞台を占う上でも注目度の高い一戦です。
今回有力視したいのは、トーエンラー産駒のアケルナルスターです。この馬が持つ『鬼脚』は注目に値します。前走のホープフルSは7着でしたが、勝馬キラーアビリティとは0.5秒差と差はそこまで。上がりはメンバー最速の35秒1。現在デビュー戦から3戦連続で上り最速を叩きだしており、最後は必ず速い脚を使ってくる馬です。
今回の共同通信杯は、さすがにクラシック路線を占う重要なレースなだけに、阪神フューチュリティ3着のダノンスコーピオン、5着のジオクリフ、東京スポーツ杯2着のアサヒなどなかなかの実績馬が揃いましたが、末脚が生きる東京コースならアケルナルスターのパフォーマンスも上がってくるはず。
ホープフルSの末脚も十分切れましたが、やはりこの馬の末脚は東京競馬場でこそ。新馬戦、未勝利戦の末脚は道中最後方から、いずれも目の覚めるような末脚を発揮してくれています。とくに2戦目の東京2000mの内容が強烈で、道中ほぼ最後方からメンバー最速の上がり33秒5で突き抜けて快勝。次位の上がりタイムが34秒8だからまさにケタ違いの勝ちっぷりでした。東京コース替わりが大幅にプラスとなりそうな今回は、最後の直線が楽しみです。
ダービーの舞台でも期待したくなるその鬼脚。まずはクラシックへ向けた重用なステップレースとなるここで、勝って弾みを付けておきたいところでしょう。ということで今年の共同通信杯は、隠れたダービー候補、末脚自慢のアケルナルスターが存在感を見せつけてくれることに期待して応援したいと思います。